電車でGO!フェズの旅
今日はジュムア~(金曜日) るんるんる~~~ん。
結構今日で国に帰るっていう学生が多かった!イタリア人は特に今日帰るみたい。
その風景をみて、「ああ、イタリア人てほんとになんか元気だよね…」としみじみしてしまった。
だってパリピすぎるもん。一緒にサハラに行った、マルコは私を見るなり飛びついてハグして(まじで)きて
「まなみ~~~僕の「カワイイ」フレンズ~~~また会いたいよお~~~」と
勝手にキスの荒らしをほっぺにしようとしてきたので、ボーイフレンドが泣くからやめてくれ。と必死の抵抗をした。
ということで学校も午前中で終わるので、さあ、トリップに出かけよう!
ということでリュック一つ持って、ラバトからフェズの街へ。
学校からラバト中央駅までタクシーで5分。
そっからOECN(モロッコ国営鉄道)に乗って、いざフェズへ。
なぜ、フェズかというと、友達がフェズにはいるのと、まあ、フェズの街が好きだから。
フェズの街は、いわゆる、迷路(メイズ)の語源となった街。
そしてなによりアミナちゃんやアスマーちゃんがこのまちに住んでいる!ので彼女たちに会いに、この街へ!
フェズの街は、日本の京都市と姉妹提携を結んでいる通り、「本物志向」が強い街。
マラケシュ(モロッコで1観光都市かな)で買った、なんてフェズで言ったらそんなもん偽物、中国製だって
怒られるくらい。確かに、フェズは、革製品、刺繍、陶器を始め、上質で、本当に精巧な作りなものがほとんど。
で、フェズに行くことに。今回の旅は、モロッコに来て、初めての一人旅!
(先週メルズーガは学校の友達と先生とスクールバスで行ったからね。あ、記事書いてねーや。ごめんなさい)
駅で電車のチケットを買う。
フェズまで、3時間の旅。プレミアクラス(一等車)は120DH(1200円)、二等車は80DH(800円)。
一等車を選びました。笑
…お前どんだけお嬢様やねん
と思った方。その感覚は間違いです。
これはただの贅沢ではなくて、普通にコッチのほうが賢明な選択だと思います。
単純に、日本人の女子一人で、この国で電車に乗るのなら、一等車を強く勧めます。
ただでさえ、日本人、というかこのアジアの顔は本当に浮きます。
町中で歩いているだけで、いろんな人から声をかけられる。それは悪い意味で。
歩いているだけで、ジロジロ見られる。一挙手一投足。
ニーハオ、なんて言われたり、当たり前。(最近すさんでいた私はそのニーハオシェシェ挨拶もだんだんとマジでイラッてきていました。笑。ボソッと、「シーニーヤ(中国)じゃないから」怒 ということもあった)
ちなみに初日にあった事件として、日中に普通に旧市街を歩いていたら、いつものとおり声をかけられて、
普通無視したり、ラーラーと言えば去っていくのに、後をつけられるということがあったりした。
そんなこんななので、一等車に乗りましょう。本当に。悪いことは言わないから。
で、一等車に乗る。
コンパートメント式。
わたしの席に人が座っている…けどまあ、しょうがない。
座る。コンパートメントの全員がわたしのことをジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロみる。
ずううううううと見続ける。そして、ダリジャでまくし立てるように話している。
う ざ い。笑
しかもなんか一等車なのに普通の電車って感じ。はあ、一等車でもこれかあ、と残念。
ていうかパソコンで色々書こうと思っていたのに、こんな治安じゃ無理。。。
これから3時間はきついなと思っていた。サングラスをかけ、せめてアジア人と極力わからないようにした。
そして目の前に座るこの男性がうざかった。ずっとジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロ舐め回すようにわたしのことを見る。時々足をあわせたりする。
1時間たってもう耐えられなくなったわたしはストールを、頭のてっぺんから顔まで全く見えないようにテントのようにはった。
ストールを少し横にめくり隙間からアイフォンのカメラで外の様子を伺ってみると
こいつ、その隙間からまたジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロ覗いていた!!!
くっそっっっっっっともうストレスも最高潮に達し、一言バシッと言ったるかと顔をあげたら車内検札。
したらば、
「ミス、あなた、プレミアクラスじゃないですか、ここじゃないですよ」との声。
救われた….(泣)神はいる、と本当に心の底から思った。(大体まちがいに気づいてなかったのがわるいのだが)
そして一等車へ。
ふかふかのベッドのようなゆったりした座席。クーラーはきき、お菓子やジュースのカートも来る。
そして同じコンパートメントの人がジロジロ私のことを見ない。(泣)
はあ~~~うれしい(泣)そして隣の人達の荷物であるルイヴィトン(本物)とサムソナイト(安心感)の安心感。
そしてみんなmac or ipadユーザー。
安心してpcを出した私であった。
そして荷物を棚に置こうと思ったら隣のオメガの時計のムッシューが手伝ってくれて、どうしてこんな半端な時間に?と。(フランス語だったのでフスハーに切り替えてもらった)
カクカクと話すと、「うわあ、それは悲劇だね。よかったねえ。」と。
はあほんとだよ。
ということで快適な残りの時間をすごしあっという間にフェズに着いたのでした。
マッサラーマ!
今日の結論:
1.イタリア人は本当にテンション高いから、なんかもうすごいわ。
2.一等車は本当に、モロッコでも、マジの「一等車」な感じなので、気をつけること!悲惨なことになります。