新しい週。新しい〇〇。
さあ、新しい週になって三日目。
わたしの心境に大きな変化が。
なぜか
と て も 晴 れ や か!
学校中の人から、ホストファミリーから、タクシーの運ちゃんから、ドッカーン(商店)のおじちゃんから、
みんなからも驚かれるくらい、笑
今まで授業でも数えるくらいしか笑ったことがなかったのに(笑)
底抜けに明るい!そして、今では、授業でも多分1番発言数が多いくらいになっている笑
中間テストもあったけれど、満足のいく成績だった。
フランス語や英語がそこまで出来ないからこそ、アラビア語に浸れてむしろ本当にラッキーだ!!!と心の底から思うようになっている(アラビア語も英語もフランス語も出来ないわたしはなんてだめなやつなんだろうとずっとしくしく思っていたから、この考え方は大きな変化)
なんか、よくわかんないけれど、なんか知らないけれど、
つらい気持ちとか、悲しさとか、マイナスの心情がどこかに飛んでいってしまった(笑)
フェズでいっぱい元気をもらったからかな?
なんか、日本語で表現するなら、勝手に打ち勝っちゃった~~~(笑)
「伝わらない、伝えられない、伝わってこない」の三拍子自体が、あまり起こらなくなってきた、というものもあるが、
その三拍子が起こったとしても、創意工夫をして、解決に導くことができるようになった(笑)
あと、孤独感からのつらさ、というのを感じなくなった。なんでだろう。
みんなが英語で相談し始めても、自分だけ最後まで、アラビア語で話し続けて、みんなが根負けするっていう状況が続いている。笑
昨日、イギリス人とフランス人から「もう、なんでずっとアラビア語話すのよお、英語かフランス語、話して、頼むから」と言われたくらい笑
回答として、「みんなの母国語や公用語はフランス語や英語だけど、そもそも、わたしの母国語は日本語だし、みんなみたいにフランス語や英語話せないし、それに合わせられないし、わたしだってアラビア語にトラブルを抱えているのに、同時に二重に言語を訳すことは、みんなわからないかもしれないけど、本当に大変で脳みそ爆発しそうになる、そもそも授業中だし、みんなアラビア語を勉強しに来たわけだから、もしトラブルがあっても、それをどうにかすべてアラビア語で説明する能力を身につけることも大事だって、わたしは思う!上達するよ、多分。きっとそう思う。だから、みんなが困って、フランス語で色々質問しようが、わたしはわからないし、早口の英語で話そうが、私にとってはもっと大変になるだけだから、私はアラビア語で対応するね!」とアラビア語で自分の意見を言えた!(最初は何も言えなくて暗くなって仲間はずれ。。。みたいになってめそめそしていたから言えるだけでも成長笑)
そうしたらば、物静かなブラジル人のジャメマが。
「わたしも、そう思う。わたしはフランス語は得意ではないけれど、少しはやっていたから、プレゼン発表前にみんながフランス語で早々と話してて、それになんとかついていこうとしたけれど、本当に大変だった。せっかくアラビア語を学ぶ機会をここで得ているんだから、同じリングで対話したい。」
って!
そうしたら、トルコ人のサラが、「本当にそう、わたしもトルコ語とアラビア語しか出来ない。当たり前のように英語やフランス語で対応を求めるのが本当に困ったし、毎日へとへとに疲れた」
と。
あれ。なんか、二重言語障害に苦しんでいたのは私だけではなかった….笑
確かに、ブラジルだって、トルコだって、言語は違うもんね。
なぜ、こんな単純な事実に気づかなかったんだろう。そういえばいつもこの二人は物静かで、私と同じようにみんなと距離をとっていたし、最後まで図書館にいるのは私を含めたいつもこの3人だし、アラビア語しか話してなかった。
むしろ勝手に、私はあんまり好かれていないのかなって思っていた。
なぜまるで自分が1番「不幸」「恵まれない」「出来が悪い」かのように思っていたんだろう。
別に、いいじゃん。だってここ英語圏じゃないんだもん。アラビア語で話せばいいじゃんね。アラビア語を勉強しに来ているんだし。みんなだってそうじゃん。なんで勝手に迎合していたんだろう。
私の意見がすべて、正しいわけでもない。「声」の大きい人たちの意見や、よく通る「声」の持ち主たちの意見が必ずしも正しいわけじゃない。多数派にいつも合わせる必要もない。黙ってそれが当たり前かのように迎合する必要だって、ない。
相手を打ち倒すことが必要なんじゃない。ただ、打ち倒されちゃ、だめなんだ。怯んでメソメソしていても、いかん。(でもそうなってしまう時もあるし、そうならざるを得ない時だってある。だって色んな心理状態だって、環境だって、あるんだよねえ…笑)
最後に笑える?というかちょっとびっくりな話を。
フェズから帰ってくる列車で、窓の外をぼうっと見ていたら、わさわさと、ある「もの」が見えました。それは何でしょう。
1、ぞう(アフリカゾウ!?!?)
2、きりん(アフリカだもんね~~~)
3、らくだ(やっぱり、砂漠だから!?)
正解は…………
ありません笑
正解は、大量の、大麻。
え?と思いましたか。
マジっす。
びっくりしすぎて目を疑いました。写真を撮るのも忘れたくらいだった。
まじで、あの、手のような葉っぱがわっさわっさと線路脇に生えていた。
目の前のモロッコ人に聞いてみたら、
「え?知らないの?モロッコって大麻が自生していることで有名だよ。ソレ目当てで来る外国人も結構いるし、
だめなモロッコ人でキメてる人もたくさんいるよ?シャウフェンなんて大麻でいっぱいの山があるくらいだよ、声かけられたことないの?ハシシって。」
とのこと。(ハシシとは大麻のことらしい。良いコすぎるまなみんは知らなかった)
まじか…それにしても衝撃的だった….笑
マッサラーマ!
今日の結論:
1.なぜか心が晴れやかに!なぜかはわからない!
2.「声」を出すこと、「声」に迎合しないことの大切さ。
3.大麻が自生している!ハシシとか話しかけられても、無視すること!
最高の三日間のうちの最終日
さあ、そして最終日!
最終日は、フェズ1番のデパートでアミナちゃんとアミナちゃんのお兄さんのイスマーイールさん、お姉さんと待ち合わせをしてショッピング!といっても、興味はもっぱらスーパー!!!
このフェズのスーパー、めちゃめちゃ品揃えが豊富!日本のイオンか同等かそれ以上くらい。
こんなのラバトにな~~~い!><
そして、料理と日本語が堪能なアミナちゃんのもと、いろ~~~な疑問が解消された…!笑
小麦粉の種類やクスクス、ブルグル、スパイスの詳しい調理法、おすすめの料理人のレシピ…
やっぱり趣味が同じの友達だと、高度な部分にも質問が出来て、とっても有意義だあ~~~
モロッコはお茶、ジャム、はちみつの種類が特に豊富。今年のおみやげはジャムかな。
ジャムもはちみつも、ヨーロッパなんかより甘くてずうっとおいしい!^^
ちなみに、モロッコの定番、ミントティーの茶葉は、いわゆる紅茶のものではありません。
実は中国茶なんですねえ。そこに茎ごと、ミントを突っ込む。笑
そしてたっぷりお砂糖。(いれなくても美味しいよ!)
そして話が弾み、モロッコの朝ごはんの定番、ムサンマン(薄焼きクレープみたいな者)が大好きでいつか作ってみたい、というような話をしていたら..
「時間あるかな、うちで一緒に作ろう!」と!
ということで、突撃あみなちゃんの家~~~!
お姉さんの赤ちゃんたち…かわいい…けど、わたしと目が合うだけで泣く。わたしも泣きたい。
ということでムサンマンをお母さんと作る!
詳しい調理法はそこまで需要がないと思うので、割愛します!笑
もし聞きたかったら、お気軽にわたしまで。
うす~~く伸ばして、たたんで焼いて、出来上がりのムサンマン。
これがおいっし~~~~~~~んだなあ。
はちみつやれもん、いちごじゃむからいちじくジャム、あぷりこっと、チーズ、なあんでも載せて食べる!
コレ食べるだけで、朝からぶち上がれます!^^
そしてお昼ごはんも一緒に作る!
春雨入りチキンケバブ!笑 とおおおおおっっても、おいしかった。やっぱりレストランよりも、家庭料理だね。
お母さんも、お姉さんも、イスマーイールさんも、アミナちゃんも、本当に良くしてくださいました。
ほんわかして、ほんわかして、るんるんな気分…だけれどももう別れの時間がやってきた…(泣)
したらばなんと電車の中で、とおみやげが…(泣)
どこまでお心遣いが…(泣)なんということだ、本当にありがたいことだなあ(泣)
ということで、いやされっっっっっっっっっっぱなしの三日間。
た~~~~のしかった!いっぱい笑った3日間だったな~!
今日の結論:
1.同じ趣味の外国人の友達を作るのも、とっても良い。共通の話題って大事。
2.モロッコは、ジャム、はちみつ、茶葉が豊富。
最高の3日間のうちの2日目@フェズ
アッサラーム・アレイクム!
フェズでの三日間….本当に、本当に、本当に………………………………..
た の し か っ た !!!
どんな風だったかというと、「ああ、辛いなあ」と思ったり、落ち込んだりすることが一度もない一日だった!
(いつもだったら一日4回は辛い、失敗した、と思ったり、一日に一回はなんかムシケラ(問題)が起こるのが日常(笑)
今回のフェズの旅も、リヤドを取りました!
フェズ、宿代….めっっさ安い。そもそもの相場が安い。やっぱりラバトとはちがうねえ。
二泊三日でなあ~~~~んと、130DH。(1300円)
「…まなみさん、またそんな安いところ泊まって…大丈夫なの…?」
「窓がガタついてたり、変なところなんじゃないの…?」
いいえ。違います。綺麗なところです。
クーラーもついているし、ベッドも2つ、シャワーだって、バスタブだって、付いている。
宿のご主人もスタッフもめちゃんこ陽気で面白いし、ミントティーもおいし~~い。
そして、到着後ぐっすり寝て、次の日。
世界一美しい門と言われる、「ル・ブール門」で友達のアスマーちゃんと集合
…の前に、近くのオールドメディナ(旧市街)で腹ごしらえのハリラ。
おいし~~~~~~~~い。
このおみせは、あたりだった!
ちなみに、モロッコは、客引きが超超超々うざい。
良いお店を選ぶこつは、客引きがしつこくないところを選ぶこと、と、地元民がいるところ。
この御店は男の子が客引きをしていたんだけれど、最初、声をかけられた時に、軽く断ったら、
それ以上何も言ってこなかった。
ということで、ここだ!!(笑)
と自分でかる~~くshow aroundしてから、戻ってハリラを。
ハリラは、いわゆるモロッコのお味噌汁みたいな感じ。
ラマダンの時には、モロッコでは、1番にこのスープを飲む。すごく滋養によ~~い。
トマトとスパイスと、たっぷりのお豆。とってもおいし~~い!
さ、ということで集合し、メディナめぐり。
はっきりいって、フェズのメディナ、自分で回ったら、全然わからなかった。
ただ、さすが、あすまーちゃんと妹ちゃんは地元民。
「何が欲しいの?」「バブーシュとお皿かな。」「そっか、じゃあ、いこう」
とずんずん進んでいく。
あつい….。フェズはラバトよりも南にある。南、ということはサハラに近いということ。ということは
あつい、ということ。
今日の最高気温は、42度。笑 えええ。ま、先週のメルズーガの48度よりましか。
暑くて半端無く汗がでる!まあ、いつものことだけど。
バブーシュやさんに着くと、お目当てのデザインが。でもなんか遠かった。汗だっくだくのぜいぜいになっているわたしをよそに、あすまーちゃんはわたしより細いのに、ケロっとした顔。
ここで、注意。モロッコのメディナ。値札はついていません。
値段は、「つくる」ものです。笑
すなわち、価格交渉が当たり前ということ。観光客はなめられるのでぼったくられます。
わたしは「観光客」ではない。
~以下、モロッコ滞在後、アクが強くなってきたまなみんさんと商人の値段交渉のやりとりを日本語訳にてお楽しみください。~
まなみん:このバブーシュいいね、いくら?(うわ~~どっちの色もかわいい~~ぜったいどっちも買おうと)
商人:100ディルハム(1000円)かな。
まなみん:まじかよ、高くね?(一足50くらいで買えるだろ)
商人:そうかな。当たり前だよ。
ま:いや、高いでしょう、高いって。ねえ、あすまーちゃん、高くない???(ギャーギャー騒ぐ)
あすまーちゃん:うん、まあ、高いかな。
ま:ほら、高い。はい、高いよ。こんなんじゃ…
商:じゃあ、どのくらい?80?
ま:いや、40。
商:だめだめ、80。
ま:いや、40。ぜったい40。
商:じゃあ75。それ以上は無理。
ま:はあ?もっとがんばってよ~~。わたし学生なんだよ?(ギャーギャー騒ぐ)
商:いや本当にむり。むり。
ま:わかった、もういい。終わり。さ~~~ようなら。(バブーシュを置いて去る)
商:いやいや、いやいやちょっとまってーな、じゃ、70は?
ま:うーん、40じゃないとなあ…
商:もうほんとうにこれ以上はむり。
ま:じゃあ….これとこれ、二足買ってあげるから、二足で100はどう?
商:う~~ん、いいよ。
~ということで見事に半額まで下がった!^^
交渉のコツは、自分の買いたい値よりもずっとずっと安い値で言うこと。そしてセットで、買うこと。
そして立て板に水のように話すこと、そして強気に出ること。
いや~この交渉を通して、自分の語学力と精神力?が上がったのがわかった。
あすまーちゃん曰く、「まなみちゃんは普通のモロッコ人よりも交渉が上手いです…わたしはいつも負けてしまいます…」
嬉しいお言葉。笑
その後、JICAの知り合いの方のお家へ!今日は、日本に留学するイスマーイールさんと、日本大使館に就職が決まったアミナちゃんのお別れ会&激励会。
そしてJICAの林さんのお宅でお料理のお手伝い!...を久しぶりに話す日本語で話をしながらしていたら…
….なんか気分が悪くなってきた…!めまいがするぞ!とりあえず立っているのがしんどい、トイレへ…
あれ、なんか気持ち悪い、吐く。
あれ、これはまさか…日本で救急車に乗るはめになったあれ(熱中症)と症状か…?
「あれ、まなみちゃん、なんか顔色悪くない?」
「ちょっとめまいが..」
「あれあれ、ちょっと横になりな~」とベッドへ。「氷枕あるからね~冷えピタも~」
マーシャアッラー….ここは日本…?笑
2分ほど横になって冷たいりんごジュースを飲むと、気分も良くなる。
やっぱり、熱中症だったんだ…うわあ,もうモロッコになれたと油断してた。
そういえば、水ばっかり飲んでいたな…ジュースを飲まないといけない。
30人くらいが集まった!一年ぶりに会う子たち、初めましての人たち。
本当に、本当に楽しかった!ずっとずっと笑いぱなしの3時間。
途中、歌も歌ってくれて、その美しさに感動。
そして
「まなみちゃん、ダリジャ(モロッコ方言)を上手に話しますね」との数々の声。
…なんと自分ではアラビア語のフスハーのしゃべりだと思っていたが、半分くらいダリジャだとのこと…
うれしいような、なんというか笑
「でもとっても上手でびっくりした」「顔が日本人なのに、中身がモロッコ方言で笑ってしまった」との声が。
そう言われると、嬉し~~~い。なんとまあ、嬉し~~~~~い。お世辞とわかっていても嬉しい。
もしかして、わたし、ちょっとずつ、語学力も進歩してるのかな。
こうやって、久しぶりに会う人たちと、彼らの言語で意思疎通できることが、とてもうれしい。
心で会話出来ている、この感覚があるからこそ、アラビア語が、外国語がやめられない。
機械や、英語を通して、話すのでは、この感覚は、得られない。
キラキラと煌く喜びが、ここにある。
もっと、もっと、もっと。
話せるように、伝わるように、伝えられるように、伝わってくるように、なりたい。
英語やフランス語や機械という架け橋をかけて中間地点で話すのではなく、寄り添いたい。
あと自分なりに、自分のペースで、一生懸命になろう。
本当の意味で、一心不乱に。
多分今までだったらこんなふうには考えられなかっただろうな。
点数を気にしたり、隣の誰かを気にしたり、両親に勉強していないと思われたくない、とか、
お母さんにだめなやつ、とこれ以上思われたくない、だとか。
そりゃあ、今も反射的にちょっと気にしてしまう時がある。
お母さんに、お父さんに、「認めて」欲しい、っていう気持ちがすごく強いんだろうな。
それは昔から、姉と比べられた(もしかしたら両親はそこまで気にしていないのに、自分が勝手に比べてすごく持っているだけなのかもしれない)劣等感を、そうじゃないよ、と一言言って欲しい、という気持ちが強いのだろう。
でも、かといっててきとーに、はいはいすごいすごいと言われても満たされなくて。(なんというめんどくさいやつなんだわたしは)
これは、弱さだと思う。
でも同時に、この「弱さ」があったから、ここまで来れたんだろう。
そういう意味で、すごく良い環境で、恵まれて、知らず知らずの内に育ってきたと思う。
強いお母さんが居て、強いおねえちゃんがいて、強いお父さんがいたからこそ、今があるんだろうな。
だってやっぱりお母さんの声を聞くと、安心するし笑 色々あるけどやっぱり大好きだし。
このお母さんだからこそ、こうやってこの国に来れている。
まあ、そんなところだ。(何がいいたいんだか)
マッサラーマ!
(気になるフェズ最終日に関してはまた次の記事で!)
今日の結論:
1.モロッコでは値段がないのが当たり前。交渉のコツは、自分の買いたい値よりもずっとずっと安い値を言うこと。そしてセットで、買うこと。立て板に水のように話すこと、そして強気に出ること。
2.モロッコ人とは体力が違います。あの人達と同じだとは思わないように。慣れに、油断は厳禁です。忘れた頃に熱中症。
水ばかり飲まないで、この国ではジュースを積極的に飲みましょう。糖尿病、とかじゃあなく、この国ではオレンジジュースは命の水。
3.強さと弱さは紙一重。
4.自分のペースを大事に、「自分の」目標を大事に。
電車でGO!フェズの旅
今日はジュムア~(金曜日) るんるんる~~~ん。
結構今日で国に帰るっていう学生が多かった!イタリア人は特に今日帰るみたい。
その風景をみて、「ああ、イタリア人てほんとになんか元気だよね…」としみじみしてしまった。
だってパリピすぎるもん。一緒にサハラに行った、マルコは私を見るなり飛びついてハグして(まじで)きて
「まなみ~~~僕の「カワイイ」フレンズ~~~また会いたいよお~~~」と
勝手にキスの荒らしをほっぺにしようとしてきたので、ボーイフレンドが泣くからやめてくれ。と必死の抵抗をした。
ということで学校も午前中で終わるので、さあ、トリップに出かけよう!
ということでリュック一つ持って、ラバトからフェズの街へ。
学校からラバト中央駅までタクシーで5分。
そっからOECN(モロッコ国営鉄道)に乗って、いざフェズへ。
なぜ、フェズかというと、友達がフェズにはいるのと、まあ、フェズの街が好きだから。
フェズの街は、いわゆる、迷路(メイズ)の語源となった街。
そしてなによりアミナちゃんやアスマーちゃんがこのまちに住んでいる!ので彼女たちに会いに、この街へ!
フェズの街は、日本の京都市と姉妹提携を結んでいる通り、「本物志向」が強い街。
マラケシュ(モロッコで1観光都市かな)で買った、なんてフェズで言ったらそんなもん偽物、中国製だって
怒られるくらい。確かに、フェズは、革製品、刺繍、陶器を始め、上質で、本当に精巧な作りなものがほとんど。
で、フェズに行くことに。今回の旅は、モロッコに来て、初めての一人旅!
(先週メルズーガは学校の友達と先生とスクールバスで行ったからね。あ、記事書いてねーや。ごめんなさい)
駅で電車のチケットを買う。
フェズまで、3時間の旅。プレミアクラス(一等車)は120DH(1200円)、二等車は80DH(800円)。
一等車を選びました。笑
…お前どんだけお嬢様やねん
と思った方。その感覚は間違いです。
これはただの贅沢ではなくて、普通にコッチのほうが賢明な選択だと思います。
単純に、日本人の女子一人で、この国で電車に乗るのなら、一等車を強く勧めます。
ただでさえ、日本人、というかこのアジアの顔は本当に浮きます。
町中で歩いているだけで、いろんな人から声をかけられる。それは悪い意味で。
歩いているだけで、ジロジロ見られる。一挙手一投足。
ニーハオ、なんて言われたり、当たり前。(最近すさんでいた私はそのニーハオシェシェ挨拶もだんだんとマジでイラッてきていました。笑。ボソッと、「シーニーヤ(中国)じゃないから」怒 ということもあった)
ちなみに初日にあった事件として、日中に普通に旧市街を歩いていたら、いつものとおり声をかけられて、
普通無視したり、ラーラーと言えば去っていくのに、後をつけられるということがあったりした。
そんなこんななので、一等車に乗りましょう。本当に。悪いことは言わないから。
で、一等車に乗る。
コンパートメント式。
わたしの席に人が座っている…けどまあ、しょうがない。
座る。コンパートメントの全員がわたしのことをジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロみる。
ずううううううと見続ける。そして、ダリジャでまくし立てるように話している。
う ざ い。笑
しかもなんか一等車なのに普通の電車って感じ。はあ、一等車でもこれかあ、と残念。
ていうかパソコンで色々書こうと思っていたのに、こんな治安じゃ無理。。。
これから3時間はきついなと思っていた。サングラスをかけ、せめてアジア人と極力わからないようにした。
そして目の前に座るこの男性がうざかった。ずっとジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロ舐め回すようにわたしのことを見る。時々足をあわせたりする。
1時間たってもう耐えられなくなったわたしはストールを、頭のてっぺんから顔まで全く見えないようにテントのようにはった。
ストールを少し横にめくり隙間からアイフォンのカメラで外の様子を伺ってみると
こいつ、その隙間からまたジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロジロ覗いていた!!!
くっそっっっっっっともうストレスも最高潮に達し、一言バシッと言ったるかと顔をあげたら車内検札。
したらば、
「ミス、あなた、プレミアクラスじゃないですか、ここじゃないですよ」との声。
救われた….(泣)神はいる、と本当に心の底から思った。(大体まちがいに気づいてなかったのがわるいのだが)
そして一等車へ。
ふかふかのベッドのようなゆったりした座席。クーラーはきき、お菓子やジュースのカートも来る。
そして同じコンパートメントの人がジロジロ私のことを見ない。(泣)
はあ~~~うれしい(泣)そして隣の人達の荷物であるルイヴィトン(本物)とサムソナイト(安心感)の安心感。
そしてみんなmac or ipadユーザー。
安心してpcを出した私であった。
そして荷物を棚に置こうと思ったら隣のオメガの時計のムッシューが手伝ってくれて、どうしてこんな半端な時間に?と。(フランス語だったのでフスハーに切り替えてもらった)
カクカクと話すと、「うわあ、それは悲劇だね。よかったねえ。」と。
はあほんとだよ。
ということで快適な残りの時間をすごしあっという間にフェズに着いたのでした。
マッサラーマ!
今日の結論:
1.イタリア人は本当にテンション高いから、なんかもうすごいわ。
2.一等車は本当に、モロッコでも、マジの「一等車」な感じなので、気をつけること!悲惨なことになります。
ねことタクシー
ねことタクシー。
モロッコには猫とタクシーが沢山います(あります)。
たくさんってどのくらいやねん、という話だが、
たくさんなの!!!
例えば、道を歩いたとします。(路地ね)
3分くらい歩けば、8匹は野良猫に会います。
よく日本だと江ノ島にたくさん猫がいるなんて言うけれど、その比ではありません。
ただ、猫を飼っている人は居ないんだよね。(そりゃあこんだけ街中におれば買う気はうせるだろ)
イスラームの関係だけれども、猫は結構良い生き物とされているの。
その反対に、犬はほっっっっとんど見かけない!モロッコに来て、野良犬なんて1回か2回しか見かけたことないよ。
それもイスラームの関係だけれども、犬は、あんま良くない生き物。
同様に、タクシーもたくさん。
よくみんなから、
「まなみん、こんな暑い国で、色々移動して大丈夫なの?
日本でこの前熱中症になって救急車、乗ってたじゃん…」
と言われますが。
心配ご無用でございます。
あ る い て な い ん で!!!!
だってさ、日本で五分歩くのと、モロッコで5分歩くの全然違うから。笑
ここで5分も歩けば普通に背中ぐっしょり汗かきます。(日本でほとんど汗をかかないわたしが)
ということで、普通に5分歩くならタクシー使います笑
「お前….どんだけボンボンやねん」って思ったかもしれませんが、超絶安いので。コッチのタクシー。
例えば、車で10分の距離で大体200円くらい。
1分乗車位でも全然タクシー使います笑 20円くらい払うだけっすね。
おかげで筋肉めっちゃおちてま~~す笑
そんで、そのタクシーもめっちゃ捕まる!電車とかトラムとかのほうが高いし、待たないといけないし、大変!
あと、コッチのタクシーは基本あいのりです。
え、じゃあ、お金も割り勘…?いいえ。違います。普通に一人で占領しても4人でのっても値段は一緒。
基本メーターを運転手が動かしているんだけど、ちゃんと値段を聞かないとだめ。
観光客と舐められるとぼったくられます。
このまえ、学校からスーパーまで(あるいて5分)乗ったら、30円と言われ、メーターには16円ってなってたのね。
だいぶ心臓に毛が生えてきたわたしは、
「あ!?高くね!?16ってあるやん!嘘はよくないで!」
「ということで16円でよろしく!良い週末を!」と言って降りました笑
今日授業で悲劇な話を呼んだのだが、先生が、
「イタリア人はいつもニッコリしてて楽しそうだけど、日本人はいつも悲しいんでしょww
ねえ、まなみ。今日も悲しいんでしょ?」
といわれ、他の生徒(ヨーロッパ)が大笑いしていた。フランス語とポルトガル語だったけど、「彼女は~」とよくわかんないこともたくさん言われた。みんながゲラゲラ笑った。内容はわかんなかったけど、嫌味みたいな。気分は良くなかった。
いらいらいらいらいらいらいらいら。
なんでそういう事言うかなあ。
そりゃあさあ、あなたたちにわたしのきもちなんてわからんわさ。
だって、授業が終われば、母国語で話せる友達なんてそこら中にいて…わからない時には、フランス語なり英語なりイタリア語なりで相談し合ったりできるし、かざかざかざかざ(アラビア語でetc)って意味。
一人エイリアンみたいな状況なんてわからんわさ。
でも、「そういうこと言わないで!わたしはわたしで辛かったし、そんなふうにおちょくるようなことやめてほしい!」
の一言も言えなかった。笑ってごまかすしかなかった。
あ~あ、「いや」だな。
先生に「良く寝た?」と聞かれ、
「よく眠れました。」なんて言うと、
「日本人ってあまり眠らないのに、君は寝るんだね。」と言われて。
「そう?」といえば
「眠らないで一生懸命勉強して、働くのに、君は勉強してないね」と。
ただの気にし過ぎかもしれないけれど、嫌だなあ。何なんだろう。
でもそんなこときにしててもしょうがないし、(だってどうにもならない)
多分どうせ明日も学校に行けば(授業に出れば)一回はそういう嫌味を言われるし、
多分先生が日本嫌いなんだろうな、とでも思うことにして、耐えるしかない。
でも一回も遅刻しないで、宿題も忘れないで、欠席もしないで来ているわたしは偉いと自分でほめておこう。
だって誰もほめてくれないし。笑
みんな30分後くらいにくるし、寝坊して午後からなんて当たり前だし、宿題出さないし。
でも、それってモロッコにいる時だけのことじゃないんだろうな。
どこにいたって、どんなことをしてたって、
誰かがほめてくれて、誰かが認めてくれて、って待っていてもしょうがないのだろう。
ていうか、誰も別にそんな、自分のすべてのこと見れてないし。どう評価しろっつーねん。って話なのかもね。
自分のことを、自分で抱きしめることも大事。
よく小さいころから、自分のことをほめるなんていけない、と思っていた。
わたしのこういうところが、いいところ、なんて言っちゃいけないと思ってた。
おごっているんじゃないのか、とお母さんやお父さんやおねえちゃんに怒られた(怒られるような)気がして。
いつしか、自分の良さが本当に、全くわからなくなった。
数字でしか、目に見えるものでしか、測れなくなった。だから偏差値を見せて、どうだ、ということしか言えなかった。
でも、そうじゃないんだよね。
今でも、自分のこんなところ、自分のこういうところっていいところだと思うと、心の中でさえ、思えない。
思おうとすると、お母さんやお父さんやおねえちゃん、家族から、親友、友人、先生、みんなに指をさされ
「あいつはそんなやつじゃないのに、なんてやつだはずかしい。」と怒られるんじゃないか、と怖い。
でも、きっとそんなことはなくて。きっとただの幻想で。
でも今、モロッコにいると、素直に自分のことが褒められそう。
だって本当にだ〜〜〜〜〜れもいないもん。見てないもん。笑
マッサラーマ!
今日の結論:
1.猫がたくさんいる。理由はわからない。モロッコ人に聞いても不明。かつおぶしは万国共通だった。
2.タクシーは積極的に使いましょう。安いです。1番お得です。むしろ乗ったほうが得です。
3.自分のことを自分でハグしましょう。それも、強さ。
びっくり
びっくり。
今日は、なんと、ここ、ラバトで雨が降りました…!笑 めっちゃびっくり。普通にザーザー降りました。
「雨って降るんだ…」とつい思ってしまったわたし笑
マグリビー(モロッコ人)の友達:「当たり前でしょ笑 雨ぐらい降るわ」とのこと。
…すみません笑
最近、特にここ4,5日だけれど、結構涼しいです。
普通に長袖のパーカー着て、デニムにスニーカーでヒジャブ巻いて学校行くスタイル。
そこからモロッコの四季について話した。
モロッコにも、4つ、季節があるよね?と聞いたらそうだよ~と。
春は、まあ、寒くもなく暑くもなく、過ごしやすい。夏は暑い。太陽がガンガン出てて、嫌いな季節。秋は天気が変わりやすくてわけわかんない。冬は雨が多く降る。風も強い。(といっても、モロッコは土地によって全然気候も変わるので、そこはあしからずだよ)
最近、道端でアラビア語を話すことが結構辛い。というよりも、モロッコ人、うざい!と感じてしまう(最低)ことが多々ある。
世界三大うざい人種とかいう何ともアヤシイものがあるらしいがその一つがモロッコ人というのもなんだかわかる気がしてきた…
「みんなねえ、うるさい!!!やかましい!人の話聞け!!」
これに尽きる(笑)そしてこっちが理解してようがしてなさそうだろうがお構いなしに、話す。べらべらと話す。
そんで、5分くらいずうううううっと一人でまくし立てるように喋って、最後のほうに、「どう?(面白くね?)」みたいな感じで聞かれた時に、ただでさえ話が長いし、ダリジャ(方言)(ちなみにモロッコ方言と標準アラビア語では、日本語と中国語くらい違うとも言われている)だし、よくわかんねーよってなっているのが大抵だから、意見を聞かれてもてきとーな答えか、ん?よくわかんなかった、という感じにしか答えられない。そうすると、大抵相手は、「なんだよせっかく話したのにお前わかんないのかよ」「あーあ、お前が悪いんだぞ(ここは被害妄想かもしれない)」というような風になり、非常にこちらとしても「う~~~~~ん」という気分になるのである。
そこでこうなった場合、語学力が思うように伸びていないこと、喋られるようにならないこと、いろんなことにフラストレーションを貯めまくっているわたしは、相手にイライラすると同時に、もう、こんな気持ちになるのならアラビア語なんて話したくもない、と思ってしまうのである。(つまり要は結構いまヤケになっているということだ。)
まあでも、上陸した当初は、フスハー(標準アラビア語)とダリジャを聞き分け、ダリジャでしゃべらないで、わたしフスハーしかわかんないから!と訴えるところや、もう話したくもないと言語コミュニケーションを拒絶する圧力をムダにかけていたときもあったくらいだったのだが、
最近は、そのうざいモロッコの…..もとい、モロッコの人々と話すことにも幸いにも慣れ(てきた)、
会話を始めることに苦痛も、怖さも、感じず、むしろ9割くらい自分から会話の口火を切るようにもなってしまい(大きな進歩)
結果、イライラすることが多くなっている(いいのかわるいのか)
昨日、偉そうに、「涙が出てきても、泣いても、悲しみなんて伝わらない。「なみだなんて、くそくらえ。」誰かがいるわけでもない。歯をくいしばって、涙流してでも、ボロボロ涙出てきても…うんぬんかんぬん」と書いたが、
まあ、涙が止まらないことってあるよね~~~~(わたしを存じている人ならお分かりでしょう♡)
昨日は、「伝わらない、伝えられない、伝わってこない」という三拍子のもと、
やるせなさとくやしさで、授業中に涙が溢れて止まらず、時に、必死に隠しながら授業を耐えた一日だった。(バレていたかも)
というのも、20分くらいディスカッションしてからその内容をアラビア語でプレゼンする、というものだったのだが、同じチームの男の子二人がまあ、なんともインテリすぎて(一人はオックスフォードの国際政治学の修士、もう一人はスイスの大学で国際政治の博士課程)で、二人はシリア情勢について熱烈に話し始め、二人は「アカデミックレベル」でディカッションをしたいので、アラビア語で話すのをやめ英語で話し始め、当のただのおばかなまなみさんは、英語に切り替わったくらいからあまりついていけず、しまいには二人から愛想をつかされる(クソ情けない。すみませんみなさん日本人の名を汚して)という事態が起こっていた。
教室を出て、学校の守衛のモハさん(80歳くらいのおじいちゃん)に「シャザーちゃん(わたしのアラブ名)、今日はだいぶ疲れとるみたいね笑、だいぶ勉強したのかい」という言葉に、
「うん、疲れた~授業疲れてさ…というかあまりにもアラビア語が下手で…ていうか英語でもトラブルがあるし…でも、インシャアッラー、わたしがんばるから」と後半は涙ボロボロ流しながら答えてしまった。
するとモハさんは優しく手を握り、「みんなだって英語圏の出身なんだもの」と頭をなで、「少しずつでいいから、大丈夫だよ」と声をかけてくれた。
そして涙を拭いながら学校を出ると、学校の目の前で隣のクラスのアメリカ人の子に出くわしてしまい、(授業で何があったのかは知っているみたいだった)
あわててさろうとしたら、追いかけてきて、「名前ってなんだっけ」と声をかけてくれて、涙には何も触れずに、
でも「日本語ってとっても綺麗だよね、日本語でさよならってなんていうの?日本語話したいな」と声をかけてくれた。
この後タクシーでも、お家でも少しあったのだが、それはまた今度。
少しだけ、元気になった。色々あるけどさ。
誰かの言葉や何かに、支えられること、元気になること、励みになることってあるよね。やっぱり。
「なみだなんてくそくらえ」と言ったものだが、
なみだだけがつたえられるものも、あるのかもね(誰)
前を見ることを意識して、歩くことを胸に留めないと。
マッサラーマ!
今日の結論:
1.モロッコも日本と同じように四季があるけど、すこし違う!
2.日本の場合、湿度が高いと聞くと、梅雨の時期や夏をイメージするが、モロッコでは冬。気候が変わりやすいのも、秋。
3.誰かの言葉や優しさで、元気が湧いてくるときってやっぱりある。
ちょっとしたこと
ちょっとしたはなし。
今日は自分の置かれている環境について少し詳しくでもおおまかに知っている範囲で、いま、話してみようと思う。
ここ、モロッコは、アフリカ大陸に位置し、中でも北アフリカに位置する。
北アフリカというのは、右から言うと「エジプト、リビア、アルジェリア、モロッコ」の順番で大まかに位置している。
モロッコは、南北に長く、人口は日本の福島県ほどであるが、その面積は日本の約1.2倍。
中央部には、アトラス山脈があり、そこを超えると、サハラ砂漠。
したがって、色々な「植生」を見ることが出来ます。
砂と空気しかない砂漠から、緑あふれる街、岩石の街、や港町。
北部は、スペインが見えるほど、近い。実際、タンジェという港町からスペインまでは、船で30分ほどで行ける。
植民地支配はフランスだったため、第二言語はフランス語だ。
そのため、文化的にも、スペインの文化、サハラの文化、サハラ以南のアフリカの文化、フランス文化、そしてイスラームの文化が入り交じる。
そんな場所。
このまちで、日本人を見かけたことは未だ、ない。こっちにきて、二週間くらい?がたっているが、完全に見たことない。笑
イタリア人の友達曰く、「だって日本人とかまじエイリアンでしょ!」
…だまれ(笑) まあ、そうだけど。
そんなわけで、わたしみたいな日本人はエイリアンみたいな存在である。というかアジア人自体がエイリアンみたいな存在である。
ヨルダンで去年過ごした時は、少し歩けばスーパーがあり、(いわゆるジャスコみたいな)
ちょっと昔の(ダサい)雰囲気で買い物をし、何でも手に入った。
醤油から、みそ、精肉、鮮魚(はきびしくても魚製品)野菜、からトイレットペーパー、洗剤、生理用品、服、くつした、文房具、本、
なんでもそこで手に入る。一軒行ったら事足りる。ということで日本を出る前のわたしは、
「まあ、向こうで日本食が恋しくなっても、お味噌くらい手に入るから、とりあえず、このこだわりの醤油だけ持って行こう~」と思ったのだった。
モロッコでは。
…ないっす。スーパー、ナイっす。首都だけど、ナイっす笑
4、5軒スーパーが市内にあるだけで、オールドメディナ(旧市街)で、肉は肉屋さん、野菜はやおやさん、果物はそのくだものを売っているところ、魚は港で、トイレットペーパーとかはドゥッカーン(商店)で、というようにそれぞれ買うのが普通。
さあ、そんなところで、日本のものは….
あるわけないよね~~~~~~w味噌、ないよね~~~~。
さあ、みなさんご存知の通り、私は料理が下手の横好き…というやつなのですが、
モロッコでも、料理をしようと思ったため、いくつか、日本の調味料も持ってきた!
かつおぶし、だし、おしょうゆ、きなこ!
これで「日本の味」を作らなくては….(泣)
ただ、去年アラブで過ごした時、最後に恋しくなっていたのは、他でもない豚汁とカツ丼だった(ハラームなため食べられない)だったのだが、
今回、ぜんっっっっっぜん恋しくならない…(泣)恋しくなっているのは鮮魚….おさしみ。。。。泣ける笑
フリーズドライの豚汁、意味なし。(泣)
まあ、そんなこんなであるため、学校でも完全にスーパーエイリアン、である。
99.99999999999999999999%が欧米圏、英語圏、まあ、そんな出身。(ちなみに不思議とロシア人は一人も居ない)
アジア人とか、皆無です。私だけです。笑
去年モロッコに来た時にはそんなの全然「痛感」って感じで感じなかったのにね~(安直すぎる)
(まあ、ていうか当たり前だよね、だって研修旅行で日本人とずっと一緒にいて、日本語勉強しているモロッコ人とばかり会ってたんだもん、そりゃ、「痛感」はしない)
学校の先生も、モロッコ人も、スペイン人やフランス人、欧米人の話すアラビア語の「なまり(へたさ)」にはある程度免疫ができている。
だが、私のしゃべるアラビア語の「なまり(へたさ)」には全く慣れていない。だから、いつもよりもずっとずっとずっとずっとずうううううううううううううううっと何も通じない。
あれ、日本でアラブ人と喋っててこんな風に困ったことあんまりないのに….(そりゃそうだ彼らは日本を知っていて、日本語を喋れなかったとしても日本語の「おと」を感じてはいる)
学校でみんなが、アラビア語に何かトラブルが出た時に、頭のなかに浮かんでいるのは、「アルファベット」
でもわたしの中に浮かんでいるのは、「ひらがな」「カタカナ」「漢字」
この溝は、どうしても、埋められない(いや別に埋める必要なんてない)
だからディスカッションの時とかにみんなが「ううう~~~」と詰まったときに出てくるのは
「アルファベット型」の思考で「アルファベット型」の悩み。
その時わたしに浮かんでいるのは、
「日本語型」の思考で「日本語型」の悩み。
だから歩み寄るときに、わたしはソレを一回英語にしたり、しなくてはいけない時もある。
この時に、二重に、苦しむ。
だって母国語が違えば、言語で困るポイントも違う。たとえ同じタイミングの時であっても、更にそれを英語にトランスレートして考えて、そこからアラビア語にしないといけなくなる。ほんとうに、「てーへん」な作業。頭使う。想像以上に。
アラビア語でまじハゲそうになっている状況で、状況を日本語で打開しようとして、だけど、その状況をまわりに同時に英語を使って伝えようとしなくてはならない時がよくある。(あああこのコト説明しようと思うこの今でさえハゲそうまじむり)
だからマジで切れそうになる(口悪い)
おまえらああああああああああああ この国はアラビア語が第一言語なんだから、イングリシーヤ、ファランシーヤするんじゃねえええええええええええええええええええと。
でもこのキレていること自体も、ハゲそうなのも、「てーへん」なのも、アラビア語にしなくては、英語にしなくては伝わらない。
もう、それはしょうがない。耐えるしかない。googleなんて頼りにならない。歯を食いしばるしかない。誰かが訳してくれるわけでもない。涙が出てきても、泣いても、悲しみなんて伝わらない。「なみだなんて、くそくらえ。」誰かがいるわけでもない。歯をくいしばって、涙流してでも、ボロボロ涙出てきても、頭を絞って脳みそ絞って、口から「言葉」を絞り出すしかない。だれも助けない。助けられるのも、私だけ。ここにいるのは、「わたし」だけだ。
あたりまえだが、
「わたし」が「わたし」を助けるために、「わたし」のことを伝えるのだ。
はあ。明日のディスカッションのための準備しよ。
今日の結論:
1.日本人はスーパーエイリアン、アジア人自体がエイリアン。なので料理の「さしすせそ」くらいは持って行こう。
2.歯を食いしばる。がんばる自分。この後はきっと強くなれる。